昨年の総括と今年の目標

備忘録的ではありますが自分の立ち位置を見直す意味でも昨年の総括と今年の目標を挙げておこうと思います。ジャンルは3つ、仕事、日々の研究、能です。なお、日々の研究は仕事には直接役に立たないけれども間接的に、将来的に役に立つかもと思いながら取り組んでいる物事を指しています。

昨年の総括

仕事:余裕をもって仕事を仕上げられるようになった

小さい頃から宿題の類において締め切り前に余裕をもって済ませられることなどほとんどありませんでした。社会に出てからもその傾向は変わっていなかったため、仕事において不満は与えないレベルではこなしていたものの充分な満足を顧客に与えるという形ではこなせていなかったように思います。現在いる部署の特殊性もあり作業を行うのも作業管理を行うのも自分一人という状況だったのでなあなあになっていたのが原因でした。20年の長きにわたって続いてきた習慣を変えるのはなかなか大変でしたが「作業する前に周囲に宣言する」「まめなアウトプット」を心がけることで少しは変えられたかなと思っています。

日々の研究:プログラミングを始めた

これまでプログラミングというものを行ったことが全くなかったのですが、勉強会に参加しながら少しずつ学んでいきました。おかげで仕事の方にも作業時間の短縮といった形で還元できました。

能:能のお役を無事勤められた

5月にお話をいただき12月に無事お役を勤めることができました。ほとんどフィードバックのない状態での稽古だったので自分でフィードバックを行いながら稽古を組み立てていく必要がありました。今まで自分がいかに師匠という存在に甘えていたかを痛感する良い機会になったと思います。

今年の目標

仕事:文章力を高める→文章主体の報告書をまめに書く

書く文章がせいぜいパワーポイントの資料の説明文くらいなので、わかりやすさは心がけているものの長文における文章力にはまだ難があります。自分がしゃべる前提であれば構わないのですが、コンサルティング業務で資料が顧客社内資料として一人歩きすることを考えると、まとまった量での文章修行を今後行う必要があります。具体的には文章主体の報告書の作成を週1本のペースで作成しようと思っています。

日々の研究:データの前処理のスピードアップ+データの可視化を進める→解析ツールの作成

綺麗なデータに統計処理を加えたところで他人と五十歩百歩の結果しか出せません。それよりは人が目をつけていないデータを取得し簡単な処理を加えてわかりやすい形でアウトプットを提示する方がコストパフォーマンスは高いです。あくまで解析は処理であり、背後にあるストーリーを語ることが重要なので。したがって前処理のスピードを上げ、アウトプットの可視化を進めていこうと考えています。具体的には前処理の体系的整理を行い、解析を加えわかりやすいアウトプットまで含めた自分用の解析ツールとして持つことです。
また現在使っているRに加えて使用言語をもう一つくらい増やしたいなと思っています。Rで全て行ってもよいのですがデータの前処理に関しては別言語の方が先人のノウハウを流用できるシーンが多いような感があるからです。具体的にはRubyPythonを考えています。

能:稽古を体系的に行う→月単位のテーマ曲を設定し掘り下げる

基本的に師匠稽古がないので稽古のペースを決めるのは自分自身です。だれないペースで稽古していく方法として今年は月単位のテーマ曲(1月は「高砂」など)を決め曲の背景等調べ、笛に限らず謡および大小も一通り稽古していこうと思っています。また毎回録音を行うことでフィードバックも行っていく予定です。フィードバックの観点は以下の3つ。

  1. 曲の骨子(何番目物か)を押さえられているか
  2. ハリのある音になっているか
  3. 曲の最初と最後で調子が極端に変化していないか

師匠に習うまではと敬遠していた秘曲の類も順に覚えていこうと思っています。まずは乱から。

以上です。