How Data Science Is Transforming Health Care読んだ
http://oreillynet.com/oreilly/data/radarreports/how-data-science-is-transforming-health-care.csp
全体的に「こういうデータがあるのでこういうことができるんじゃないか」、という論調。
視点としてはふわふわしてるけど短い文章のわりにはまとまってるのでステイクホルダーを動かす時の一つの資料として使える。
もう少し2-4章については読み込みたい。
ACOは概念としてはよくわかるのだが実態を伴っているのかそこがわからないので調査が必要。
http://www.kaiserhealthnews.org/stories/2011/january/13/aco-accountable-care-organization-faq.aspx
以下メモ。
1.イントロ
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- 他のビジネスの話
- グーグルやらフェイスブックやらで「予測」技術が発展してきた
- ヘルスケアは標準治療しかしていない
- ヘルスケアは金がかかる
- ヘルスケアはデータにあふれている
2.ヘルスケアをもっと効果的に
3.もっとデータをもっとデータソースを
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- 新しいデータソースについて紹介する
- PatientsLikeMe
- ACOR
- 23andMe
- SugarStats
- Fitbit
- 血糖値を測定する?iPhone attachment
- Tanzeem Choudhury
- Be Well
- 新しいデータソースについて紹介する
4.(手続きではなく)結果に対して医療費を払う
5.データを使えるようにする
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- データを使える形にする必要があるが、それぞれのデータの現状はまるでサイロ
- データを使う上で大きな壁が2つある
- カルテはほとんど手書き(もしくは手書きをそのままスキャンしたようなもの)
- サイロを噛み砕く必要がある
- なにはともあれ電子化をする
- 病院とラボとドクターのオフィスと保険者をネットワークでつなぎ、患者情報をデータセンターに蓄積できるようにする
- グーグルとかフェイスブックが構築しているシステムに比べれば安くシンプルに構築できる
- EHRは臨床試験の仕組みも変える可能性がある
- 医療費ホットスポットの問題を解決するには異なるデータソースからのデータと組合わせる必要がある
- 住所情報
- 病院の患者情報へのアクセスが必要
- 費用情報
- 保険者の持つ支払情報が必要
- 住所情報
- 組織間の協力、患者のプライバシ保護といった課題があるが、データさえつなげられれば分析とソリューション自体は容易に提供できる
- 組織間の協力は利害調整が必要であり、平常時は利害調整に立ち向かうインセンティブはない
- たとえば病院も保険者も自分たちの利潤を最大にしたい
- 医療費抑制の圧力がかかることで利害調整に立ち向かわざるをえなくなる
- 異なるデータソースからのデータを組み合わせつつ多くのデータを集めることでデータの規模に制約を受けていた仮説検証を行えるようになる
6.ほんとうに欲しいヘルスケアシステムを作る
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- アメリカの健康関連の指標(平均寿命等)は先進国の中で37位
- GDPのうち18%が医療費に使われている(他の国は平均10%)
- うまく機能していない治療に金を払い続けているのは何が効いて何が効いていないのがよくわかっていないから
- 効くものに対してお金を払いたい、手続きではなく結果にお金を支払いたい
- 道具はある、あとは組み合わせて使えるようにするだけだ
7.参考文献